医療英語:センテンスの強調部をつかまえる

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医療英語:センテンスの強調部をつかまえる

医療英語:センテンスの強調部をつかまえる

 

医療英語:センテンスの強調部をつかまえる

 

センテンスはどこか力点があるもので、例えば「出かけていく彼の心は重かった」というセンテンスは、「彼は重い心で出かけて行った」と言うよりも「心が重い」という事が強調され、そこに力点が置かれた言い方です。

 

同様に英語の場合にも、For two years he has lived here. のように普通なら文末に置かれる時間の副詞(He has lived here for two years. のfor two years)が文頭に出されているということは、そこに力点があるからです。

 

そこでこのような文は<彼はここに二年間住んでいる>ではなく、<彼がここに住むようになってもう二年になる>と訳せばよいわけです。

 

英語原文の意味上での強調部(著者が強調している箇所)がどこであるのかを正確につかみ、その箇所を日本語訳文の中でも正しく強調するようにするのがよい翻訳として大切なことです。

 

一つのセンテンスの中には力点を置いたいくつかのキーワードがあり、それでセンテンス全体の意味を担っています。同様に一つのパラグラフの中には力点が置かれたキーセンテンスがあり、そこでパラグラフ全体の意味を担っているものです。

 

英文の意味の力点、強調箇所のリズムを正しくとらえて、それを訳文の上でもリズムとして活かすと、直訳や逐語訳のような固い翻訳調の文章ではない、明快な美しい達意の訳文となります。

 

さて、話し言葉としての英語でしたら、その部分を他の部分よりも強く、はっきり、ゆっくり発声することによって意味上の強調点を示すことができます。つまりイントネーションの変化によって次の例文のように意味内容が違って来ます(カッコ内はそれぞれ前提となる疑問文を示します)。

 

Mrs. Brown is over sixty. ミセスのほうがです。
(Is it Mr. or Mrs. Brown that is over sixty?)
Mrs. Brown is over sixty. ミセス・ブラウンがです。
(Who is over sixty?)
Mrs. Brown is over sixty. 本当に六十歳を越しているんですよ。
(Is Mrs. Brown really over sixty?)

 

つまり意味上の力点のない部分は早く軽く発音し、力点のある部分は強いイントネーションをつけるので、聞いていてすぐ分かります。

 

ところが印刷されて活字になってしまうと、起伏のない平板な文字の連続で、著者が強調している部分が明白でなくなるので、文章技術上いろいろな方法を使ってその力点を読者に伝えようとします。

 

その技法には次のようなものがあり、それを知っていれば力点を読み取る助けとなります。

 

-1

 

“Ever since Mary Poppins left without a Word of Warning, everything has gone wrong” said Mrs. Banks. 全く何の事前通告もなしにメリーポピンズがやめてからというものは、何もかもがうまく行かなくなった。

 

英語で大文字にした箇所は日本語訳では傍点にするとよいでしょう。日本語には大文字がないから漢語を使ってそれにルビを振って和語のように読ませて読者の注意を引く手もあります(悪臭、美麗)。あるいはまたその語を太字で印刷するなどの手もあります。

 

-2
I was born here. I went to school here. And I’ve been run over here ----- twice, and on the same damn street. 生まれたのも、学校もこの番地だ。こともあろうにその同じ場所で、しかも二回も車にはねられたんだよ。

 

-3
How lucky you are! なんてまあ運がいいんだろう。(このセンテンスに力点があります)

 

-4
It’s you I want to talk with. きみなんだ、私が話をしたいのは。(Youに力点がある)
That’s what I want to know. その事なんだよ、私の知りたいのは。(Thatに力点がある)
It is a pity that he should miss such a golden opportunity. そんな絶好のチャンスを逃すとは実になんとも残念至極だ。

 

-5
I don’t know how to thank you enough. 何とお礼を言ってよいか言葉もありません。(Thank you.と同義ですが長々した言い方でその意味を強調しています)
George kept talking to Mary just to attract her attention. <ジョージはメリーの注意を引くためにのみ彼女に話し続けた>とするよりも、強調点を訳出して、<ジョージはメリーに話し続けた・・・・ただただ彼女の注意を自分のほうに引きつけておきたいために>とするのがよいでしょう。

 

-6
As you love your country, I love my country. のように同一形式の表現を並べると意味が強調されます。
そこで、Choose a house that is spacious, with a good exposure to the sun, and that people like to look at.よりも、Choose a house that is spacious, sunny, and attractive.の並列表現のほうが家の特徴がはっきり強調されます。

 

-7
A good time was had by all.よりも、Everybody had a good time.のほうが強力です。

 

-8
He was terrifically frightened. She is very beautiful.のように強調語のvery, so, terrifically.などを使います。しかしMary is a most beautiful girl.のように強調語を使うよりも、To most people Mary is a beautiful girl.のように言葉遣いで(誰の目から見ても)強調するほうがより強いこともあります。

 

-9
Before parents can be parents they must have lived a good part of their lives.
We shall fight in France, we shall fight on the seas, we shall fight in the air, and we shall win.
フランスであると、海であろうと、空であろうと、われわれは戦って、戦って、戦い抜いて勝つんだ。

 

(10)語順を変えて強調したい語を文尾、または文頭に置く
長いセンテンスでは先ず文尾、次に文頭の位置が最も目立つので、その位置に力点のある語を持って来る。余分な修飾部や、説明部はセンテンスの中ほどに移す。

 

Him they elected their president. (They elected him their president.)
Deceipt or treachery he would never forgive. (He would never forgive deceipt or trechery.)
Though the valley flowed a winding stream. (A winding stream flowed through the valley.) The student who cheats in an examination is, in the final analysis, cheating only himself. (The student who cheats in an examination is cheating only himself in the final analysis.)
The dramatists of the Restoration are little esteemed today. <英国王政復古期の劇作家で今日重視されている人はほとんどいない>と、劇作家に力点があります。
Modern readers have little esteem for the dramatists of the Restoration. <現代の読者で英国王政復古期の劇作家を重視している人はほとんどいない>と、現代の読者に力点があります。

 

(11)掉尾文による強調
文章のなかであるセンテンスを強調するには、散列文に中に掉尾文を混ぜて、そこを目立たせます。散列文(Loose Sentence)とは文の主題が先に述べてあり、その他の説明部や修飾部はそのあとに置きます。

 

従ってセンテンスを途中で切っても文意が成立します。言語というものは元来頭に考えが浮かんだ順に表現するものであるから、主題が先に来るのが自然であり、したがって文章は大部分が散列文から成っています。

 

それに対して、掉尾文(Periodic Sentence)とは文の主題部が文尾に置かれ、従ってピリオドのところに来るまでは文意が成立しません。そこで読者のサスペンスと好奇心を最後まで引きつけておく効果があります。

 

掉尾文は修飾句の多い、従属節を含む、複雑な立体構造になりやすく、著者が考え抜いて文を組み上げたもので、当然文の力点を置いた箇所になります。

 

Poor Brane sat there, his face almost hidden in his big coat. (散列文。Poor Brane sat there.で文意が成立する)
There, his face almost hidden in his big coat, sat poor Brane.(掉尾文。ピリオドの所まで読んできて初めて文意が成立します)。

 

 


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