医療英語:人が重点か動作が重点か

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医療英語:人が重点か動作が重点か

 

医療英語:人が重点か動作が重点か

 

I saw him run.は<走っている彼を見た>と<走っている>に重点を置いて訳し、I saw him running.は、<彼が走っている>と<彼>に重点を置いて訳すくらいの神経が必要です。

 

このように「人」が中心か「動作」が中心かということが問題となる英語の構文に次の二つが代表例として挙げられます。

 

-1
I heard him talk. 彼が(黙っているのではなく)話すのを聞いた。
I heard him talking. (他の人ではなく)彼が話すのを聞いた。

 

「〜が・・・するのを聞く(見る)」という場合には、to hear (see) someone + 原形動詞の形と、to hear (see) someone+動詞ingの形の二通りの表現法があります。意味は両者同じですが、ニュアンスが異なります。原形動詞のほうは「話す」という「動作」に力点があり、動詞ingのほうが「彼が」という「人」に力点があります。

 

-2
I heard his singing. 彼の歌を聞いた。
I heard him singing. 他の人ならぬ、彼が歌うのを聞いた。

 

この場合、所有格のほうは「動作」に力点があり、目的格のほうは「人」に力点があります。従ってDo you mind my asking a question?(=Do you object to my asking a question?)では<質問してもかまいませんか?>となり、Do you mind me asking a question?(=Do you object to me asking a question?)では<(ほかの人ではなく)私が質問してもいいですか?>となります。

 

これはちょうど日本語で「ゾウの鼻は長い」と言えば「鼻」に重心があり、「ゾウは鼻が長い」と言えば「ゾウ」に重心があるのに似て、言語の深層構造が同じであるように思えます。

 

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