医療英語:副詞の位置

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医療英語:副詞の位置

 

医療英語:副詞の位置

 

英語の形容詞の位置は限定用法の場合、This is a beautiful flower.から分かる通り、必ず冠詞と名詞の間に置くのが決まりになっています。ところで英語の副詞はその位置が必ずしも一個所にきまっておらず、ただ他動詞と目的語の間に割り込んではいけません。

 

つまり、It disturbed evidently her. とは書かず、It evidently disturbed her. とするというきまりを除けば、センテンス内で文頭、文中、文尾と自由に動き回ることができます。

 

しかし一般的に副詞は、それが修飾する語(動詞、形容詞、副詞)の前に置くのが普通です。

 

He slowly opened the door.
彼はドアをそっと開けた。

 

この場合の副詞は単なる動詞の修飾語であり、そこには何ら特別な強調のニュアンスはありません。この場合openedが一番強く発音されます。なおこの場合は裏にWhat did he do?というような疑問が前提にあると考えればよいわけです。

 

ところが、その副詞を特に強調し、そこに読者の目を引きつけるとか、そのあとに続く動作(動詞)の前ぶれ、つまりシーン設定の役目をさせたい場合は、副詞を文頭に置きます。

 

Slowly, he opened the door.
そーっと彼はドアを開けた。

 

この場合はslowlyが一番強く発音されます。またSlowly, what did he do? という質問が前提にあります。

 

次に、副詞を文末に置くと、今述べたばかりの動作に、何らかの追加情報をつけ加えるといったニュアンスがあります。

 

He opened the door slowly.
そっと彼はドアを開けた。

 

この場合はslowlyを一番強く発音するとともに、doorとslowlyの間にコンマがあるようなつもりで、そこに間を置いて息をつぎ、ちょっと考えるように発音します。この場合はHow did he open the door? というような質問が前提にあります。

 

なお、He opened slowly the door. のように、他動詞のopenedと、その目的語のthe doorの間に副詞のslowlyを割り込ましてはならないということを述べました。

 

しかし、He opened, very slowly, the most amazing book I had ever seen. <彼がそろーりそろーりと開いたのは何と、私がそれまでに一度も見たこともない驚くべき書物であった>のように、ある特殊な効果を出すために、前後をコンマでかこんだ上で、そこで息をつがせ、次に何ごとが起きてくるのかと、読者に期待や不安やサスペンスを与えます。

 

一体何を開いたのだろうと、一瞬考える時間を与えるために、他動詞とその目的語の間に副詞を割り込ませます。

 

しかし、これはごく特殊な技法です。

 

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