医療英語:女性言葉の訳し方

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医療英語:女性言葉の訳し方

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医療英語:女性言葉の訳し方

 

一般的に言って日本語は男女の言葉使いの相違がはっきりしています。

 

一方、英語では原則的に日本語ほど男女で専用の言葉を区別して使うことがなく、同じ言葉を柔らかく発音して女性らしい優しさを出すとか、Would you… とか、Please… のような丁寧語を多く使うとかが普通です。

 

しかしそうはいっても、英語も人間の使う言葉である以上は男女の言葉の間にいくらかの相違はあります。

 

例えば、awful, awfullyは元の意味は「恐ろしい」であり、I was an awful hurricane. The scene was awful to look at.のように使いますが、現代口語英語ではこの語をvery, extremely, exceedingly つまり「非常に」「とっても」の意の強調語として使い、I’m awfully sorry. It’s awfully hot today. のように言います。

 

あるいはまたsoはFeminine”so”(女性語のso)といわれ、このso(=very)のところに力を入れて発音して、She is so cute. Thank you so much. He was so kind to me. His manners are so awful. というと、いかにも女性的な感じになります。

 

女性はこのほかwonderful, dreadful, lovely, cute, too divine, such a nice boy などのような感情語を連発多用し、大げさな表現を好んで使い、男性の短く簡潔な、あるいはぶっきらぼうな表現と対照をなしています。

 

ノーベル文学賞作家の川端康成の小説を多数英語に翻訳しているアメリカのサイデンステッカー氏は「日本の小説の中の会話の部分を英訳する場合には、原文になくても、話者が誰かを示すためにその話者の名前を追加することがよくあります。

 

日本語は言葉使いでそれが女性であるか男性であるかはっきりと分かるが、英語になるとそうはいかないからです。

 

また場合によっては、「彼女が言った」「彼が言った」という追加がくどく響くときは、英語で女性が好んでよく使う言葉、例えばawful, dreadful, soなどの女性語を会話の中に追加することで女性の会話の感じを出すこともある」と述べていますが、この言葉は私たちが英語の会話部分を日本語に翻訳するときの参考になります。

 

つまり、場合によっては英語原文にあるhe answered とかshe saidなどの部分は省いて<うん、じゃあおれも行くよ>とか<うそおっしゃい>と男性語、女性語に翻訳しておくだけの方が、くどくなく、自然であることが、サイデンステッカー氏の意見の逆として言えます。

 

 


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