医療英語:できるだけ日常語を使う

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医療英語:できるだけ日常語を使う

 

医療英語:できるだけ日常語を使う

 

谷崎潤一郎はその著「文章読本」の中で用語について次のように述べています。

 

(1) 日常われわれが使っているような、分かり易い語を選ぶこと。

 

(2) なるべく昔からなじんでいる、使い慣れた古語(安定した語)を選ぶこと。

 

(3) 適当な古語が見つからない時に初めて新語を使うようにする。

 

(4) 古語も新語も見つからない時でもなるべく自分で勝手な造語をすることはできるだけ慎しむ。

 

(5) やたらに漢語を使うと翻訳調になり、美しい文章とはいえない。

 

(6) 場合によっては難しい、耳慣れない成語よりは、耳慣れた外来語や俗語の方を選ぶこと。

 

と述べ、特に(1)の、「分かり易い日常使用している語を選ぶ」ということを強調しています。

 

これは翻訳の場合にそのままあてはまる大切な注意でもあります。

 

例えばas soon asを見るとすぐに英和辞書の定訳<〜するやいなや>を使ってI told him the news as soon as I saw him.を、<私は彼に会うやいなやそのニュースを告げた>としがちですが、私たちは日常、「〜するやいなや」などと言うでしょうか?

 

この場合は、<彼に会うなり><会うとすぐ><会ったとたんに>とするほうが自然な訳です。

 

またoftenをいつでも<しばしば>と訳す人が多いですが、日常語の<たびたび><何度も><いくども><多くは><よく>と訳すと自然な訳になることが多いです。

 

また、Against the risk we must weigh the potential benefits.は、漢語を使って<その危険に対してわれわれは潜在的利益を秤量せねばならない>とするよりも、<リスクと、それで得られる利益とを天秤にかけてみないといけない>とします。

 

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